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一般的な下水道本管工事の流れ
1. 家屋調査
工事を始める前に家屋・外構等に影響が出る可能性のある家には、壁のすき間等を調べる家屋調査を行います。
2. 試験掘
家屋調査が終了したら、主にマンホールを造る場所で試験掘を行います。
試験掘とは、道路に埋設されている水道管等の位置を確認するために実際に道路を掘って確認する作業です。
3. 下水道本管の埋設(実際に下水管を道路に埋めていく工事)
下水道本管工事は、場所等により施工方法が異なりますが、主に開削工法及び推進工法で行ないます。
詳しくは、市担当者・現場代理人(工事会社の現場監督)までお聞きください。
作業区間の前後にガードマンを配置しますので、ガードマンの誘導を受けてください。
ア.開削工法
工事の作業は次の順序で行い、その日の内に出来る長さだけ行ないます。 (土の質や掘る深さによって作業できる長さが変わりますが、1日あたり約8〜10mです)
- 舗装の取壊し
(道路の舗装をカッターで切断し、取り壊す作業) - 掘削及び矢板土留め
(道路を掘り下げる作業) - 管基礎材の敷ならし
(下水道本管の基礎をつくる作業) - 管布設
(下水道本管を並べる作業) - 埋め戻し
(掘った穴に土を埋める作業) - 仮復旧
(取り壊した舗装部分を仮に舗装して車等が通行できるようにする作業)
以上を繰り返し行ないますので、毎日作業場所が変ります。
全ての下水道本管の埋設が終了した後に舗装工事を行なって、工事全体が終了となります。
作業は、午前8時30分頃から午後5時まで行います。 (作業の都合により終了時間が延びることもあります。)
通行規制は、作業時間・作業区間のみ車両通行止めで行います。 その他の時間・区間は原則通行できますが、詳しくは、市担当者・現場代理人までお聞きください。
イ.推進工法
道路を深く掘ることは、作業に危険を伴う上に隣接する建物に影響を与える恐れがあるため、地中に機械を使って下水道本管を押し進めて行く方法です。
- (ア)立坑
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推進機械を布設する下水道管の位置に設置するために、
道路を掘り下げる時周りを崩さない様にするためライナープレート(波状の鋼板)
または鋼矢板での土留工(掘った穴が崩れないようにする工事)を行います。
ライナープレートは50cmぐらい掘り下げるごとに組み立てていきます。
- (イ)工事の方法
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- 発進立坑に推進機械を据え付けし作動させて掘っていきます。後ろから土砂を搬出させ下水道本管を押し進めます。
- 下水道本管の推進が完了したら先導管を到達立坑から取り出します。
- 立坑の位置にマンホールを作ります。
- 立坑内を埋め戻し、仮復旧を行ないます。
- 開削工法などその他の管布設が完了したら、立坑部分も一緒に舗装工事をします。
【下水道管渠課 TEL:046-822-8392】